ジュエリーワンダーラスト

エシカルジュエリーブランドの立ち上げ準備の記録と海外暮らしについて。

イギリス、ジュエリー旅のすゝめ

みんな大好きイギリス。音楽、ファッション、王室、等々切り口は多々あれど、忘れてはいけないのがジュエリー。なにせイギリス王室は、世界最大のジュエリーを所有するファミリーであり、歴史的にジュエリーの本場ヨーロッパをフランスと共に牽引してきたのだってイギリスなのだから。

 

ということで今回は、徹底的にジュエリー&宝石(特にアンティークジュエリー)に照準を当てて旅行をしたジュエリーおたくのイギリス旅備忘録。

 

前提

大学院がイギリスだったこともあり何度も行ったことがあるため、以下のような超定番は今回訪れていない。初ロンドンの方はこちらもぜひ。

・ヴィクトリア&アルバート美術館

・ポートベロー・マーケット

・カムデン・マーケット

 

マーケット類は以前何度か訪問してみて、ヴィンテージやハンドメイドが多く、私が求めるアンティークジュエリーは少ないと感じたので今回省略。

 

それと気になったけれど今回いけなかったのが、

・ハットン・ガーデン(歴史的にダイアモンド、宝石商が集まっている宝石街)

 

今回いくつかの都市を訪問したけれど、ここに登場するのは、ブライトンロンドンの2都市。

 

それではさっそく見ていこう。

 

おすすめエリア(ブライトン編)

①ミーティング・ハウス・レーン(Meeting House Lane)/ブライトン

場所・時間

ブライトンは、ロンドンからは電車で1時間半程度、往復40ポンド位で行ける。海辺の素敵な街で、駅から海岸方向に向かって徒歩10分程度歩くと、ジュエラー密集地帯にたどり着く。通りの名前としては、ミーティング・ハウス・レーンあたり

おすすめポイント

ブライトンはとにかく、一か所にジュエリーショップが集まっていて最高に回りやすい!ジュエリー好きにはたまらない密集度。

 

注意事項

アンティーク&ヴィンテージジュエリーのショップと、現代ものを扱うショップが混在している。ショーウィンドウでよく使われているアンティークっぽい箱だが、こうしたものは現在生産されているレプリカで、この箱に入っているからといってアンティークジュエリーではない。お店の人に尋ねるか、自分の目で見分ける必要がある。

 

以下は全部ロンドン!

おすすめエリア(ロンドン編)

②ジュビリーマーケット

場所・時間

コヴェント・ガーデンすぐ近く。周囲に観光地も多く行きやすい。毎日朝6時から午後2時まで開催。

おすすめポイント

とにかく安い。他の場所では手に入らないくらいの低価格でアンティークジュエリーが買える。価格交渉も可能。

 

買おうか悩んだ末見送ったアルバートチェーン、フォブ付き(台の上に出ているやつ)。重さがずっしりとあるソリッドゴールドで、破格のお値段。

コヴェント・ガーデン。こちらでもヴィンテージ、ハンドメイドなどのスツールが並ぶ。
注意事項

ヴィンテージものやジュエリー以外を扱うスツールがかなり多い。時間が遅くなるほど観光客向けになりそうなため、早めに行く方が良い。アンティークは安いが、数は少ない。レプリカなどが混ざっている可能性もあるため、ある程度見分ける自信がない人には向かない。それとお店の人の説明が怪しいことも。

バーリントンアーケード (Burlington Arcade)

場所

コヴェント・ガーデン近く。ジュビリー・マーケットと一緒に行ける。

 

www.burlingtonarcade.com

おすすめポイント

まず、アーケードの建築自体が美しい。そしてショーウィンドウにはゴージャスなジュエリーが所狭と並ぶ。アーケードの入口に警備員がいるため、そこをクリアして一旦中に入ると、ブランドのサインドピース、ものすごいカラットのダイアモンドなど、通りに面したお店では見られないようなお宝を大量にみることが出来る。

 

注意点

ショーウィンドウのラインナップが凄すぎて、お店には入りにくい…。ただウィンドウで気になったアイテムのお値段だけ聞きにお店に入ったところ、普通に教えてくれたので、そんなに構える必要はない。

④グレイズアンティークマーケット

場所

こちらもロンドン中心地でアクセス抜群。

おすすめポイント

信頼のおける「本格的な」アンティークジュエリーショップがひしめいている。日本人オーナーのお店もいくつかあるので、英語苦手な人でも選びやすい。

 

それにしても、イギリスで日本人顔の人に出会っても、日系英国人かもしれないし、はたまた中国人かもしれないし、英語でいくべきか日本語でいくべきか、お互い腹の探り合いが発生する(まずは英語で行くのが無難でしょう)。

注意事項

お休みで閉まっているお店もある

 

アルフィーズ アンティークス マーケット(Alfies Antique Market)

場所

少々中心街外れのため、ここだけ目当てにいくことになる。

 

www.alfiesantiques.com

おすすめポイント

まず建物が迷路のような作りになっていて面白い。アンティークジュエリー以外にも、ヴィンテージのお洋服、デザイナーもののインテリアなど、ほかではあまり見られない個性的なアイテムが所狭しと並ぶ。上にあるカフェもいいらしい(未訪問)。

周りには特に見るべきものはないが、この中はすごい。

ヴィンテージのコスチュームジュエリーも。
注意点

お店が結構閉まっていたりする。各店休みの日が違う&個人経営のお店ばかりで不定期で休みになるようなので、目的のお店が行ってみたら閉まっている、ということもある(グーグルレビューでもその点が指摘されている)。

廊下まで商品がはみ出しているが、このお店もお休み。

開いているように見えて、ここもお休み。

仕方がないので柵ごしに見る。

バングル試してみたかった…

大英博物館

場所

イギリスに入ったらほぼ皆行くであろう大英博物館だけど、入口ホール入ってすぐ右手にジュエリー専門のお土産屋さんがあることはあまり知られていない。

有名な大英博物館正面。

ここがジュエリー専門のお土産屋さん。
おすすめポイント

大英博物館の展示品にインスパイアされたもの&デザイナーの個性的な作品が多々置いてある。

注意事項

売っているもののほとんどは所謂アクセサリーで、ファインジュエリーではない。ただその分安価(数十ポンド~数百ポンド位)で、手が出しやすい。

 

以下は大英博物館のオンラインショップから。

Buy Jewellery Online - The British Museum

ケルト民族にインスパイアされたイニシャルネックレス(18ポンド)。

Grenville Jewelという実際の展示品にインスパイアされたピアス(80ポンド)。

本物のGrenville Jewel。17世紀にイギリスで作られたロケットペンダント。中には肖像画が。© Trustees of the British Museum

⑦ボンド・ストリート

場所

おすすめポイント

ハイブランド目白押し。通りのショーウィンドウを見て歩きながら、きゃーきゃー言ったり写真を撮ったりするだけで楽しい。

注意点

混むので、ウィンドウショッピングに夢中になりすぎて人にぶつからないように。

番外編

ロイヤル・パビリオン

ジュエリー全く関係ないが、デザインが好きすぎて。入場チケットが£17(約2,771円)という、少々躊躇するお値段。しかし一度買えば1年間有効だという。「なんだ、年パスならばこれぐらいするか」と思ったのもつかの間、「いや、絶対一度しか来ない観光客にも問答無用で年パス買わせるってどうなん」とすぐに思い直した。

かわいいよ~!

細かいところがボタニック。

西洋から見た東洋、みたいなデザインがツボ。

ブライトンは普通に街として魅力的なのでおすすめ。

 

ああ、次は北の方の都市にも行きたい。オンラインで購入したことあるお店の実店舗に足を運んでみたい。