ジュエリーワンダーラスト

エシカルジュエリーブランドの立ち上げ準備の記録と海外暮らしについて。

ブルース・チャトウィンにはなれなかった

ジュエリーデザインの四面図を描く練習をするために、方眼紙を買いにいった。とにかく数を練習したいので、気兼ねなく使える「チラシ裏」代わりのノートを探しにいったのだ。

 

余談だが、私は著書『どうして僕はこんなところに?(英訳:What Am I Doing Here? 』を読んでから、ブルース・チャトウィンに憧れている。

 

何なんだ、この手に取らざるを得ない魅力的なタイトルは。

 

そんな感じで「タイトル買い」をしたのだった。タイトルに違わずその中身にも魅了された。それ以降、トレッキングブーツの左右の両紐を結んで首から下げたり、モレスキンを使う機会を伺っていた。

 

残念ながら、トレッキングブーツを首から下げる機会は中々訪れないのだが、モレスキンを買う機会ならば結構ある。今回はまさにその絶好の機会だ。しかしあいにく、私が訪れた本屋では、探しているタイプのモレスキンは見つからなかった。

 

その憧れのモレスキンの代わりに、ちょうど使い勝手のよさそうな方眼紙ノートが私の前に現れた。

 

さっそく手に取ってみると、お値段、550円。ノートにしては高くないか?

 

ノートを買うのはほぼ学生の時ぶりだからか、相場が分からない。ノートは100均で変える物という認識だったが、実はそうではないのだろうか?

 

しかし今回は「チラシ裏」を買いにきたのだ。こんな高いチラシ裏があって許されるのか。

 

前日に秋葉原ヨドバシカメラで300円台のノートを見て、「まあ100均にあるだろう」と買わずに見送ったことが後悔される。

 

とにかく、道具は惜しんではいけない、というモットーのもと、ひとつ購入した。なんかかっこいい鉛筆と、安心安定のmono消しゴムも購入した。

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よくよく調べてみると、そのノートは「ライフ」という「高品質、高価格」で有名なブランドだった。

 

困った。高級ノートと分かった瞬間、雑に扱えなくなってしまった。なんと現金な人間だ。失敗しても何の気兼ねなく、ページをくしゃくしゃに丸めて捨てられるノートを買いにいったのに。

 

そんな自分の貧乏性と折り合いをつけるのに少々時間がかかったが、デザイン画練習ノートと決めたからには使い倒そうと思う。

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いつか振り返って、この厚みがどこまで減るのか比較したい。

 

ということで、ジュエリーブランド立ち上げの第一歩は、ノート、鉛筆、消しゴムの購入で、占めて995円。

 

あ、でも昨日、GIAのオンライン講座を始めることを良い機会としてパソコンを新調したので、その15万円が一番最初の出費だったのかもしれない。訂正する。