ジュエリーワンダーラスト

エシカルジュエリーブランドの立ち上げ準備の記録と海外暮らしについて。

アクアマリンを使ったデザイン求む

着々と、ダイアやカラーストーンの供給元を見つけつつある。もちろん、まだ石が手元に届いていないので、本当に使えるかどうかの判断はこれからだ。

 

自分の基準をクリアした石を探している中で、ぶち当たるジレンマがある。

 

それが、デザインが先か、石が先か、という問題。

 

エシカルを売りにしたブランドといっても、コンセプトはある。「かわいい」とか「かっこいい」とか、方向性があって、商品であるジュエリーはそれを体現するデザインであるべきだ。そのために、「この石は絶対に外せない」とか、「この色の石を使いたいな」とか、デザインにおいて使いたい石の目途が立つ。

 

しかし、世界に石は数あれど、自分の定めるエシカル基準をクリアする石、となると、希望の石を見つけるのがぐっと難しくなってくる。

 

逆に、全然想定していなかった色の石が、エシカル基準をクリアし、質も高いものが手に入る、ということも往々にして起こる。実際まさに今、私に起こっている。

 

こうなった場合、オプションは2つ。

  1. あくまで自分の追い求める石にこだわって、その石を供給できるエシカルな業者を探し出す
  2. エシカルであることが担保されていて購入可能な石の中から選び、それに合わせてジュエリーをデザインする

 

今のところ、私は1番に寄ってしまうことが多い。

 

エシカルジュエリー黎明期を作ってきた先輩ブランドたちは、おそらく2番に沿ってジュエリーを製作されてきたと思う。なぜなら、今と10年前を比べると、選べるエシカルな石の選択肢の幅が全然違うからだ。ここ10年で、エシカルな石を扱う業者は格段に増えた。シンプルなだけではなく、冒険したデザインのジュエリーが作れるくらいには増えた。

 

だからこそ、私は今1番にこだわってジュエリーを作りたい。石をシンプルに飾っただけではない、もっと色んな石を使って大胆に遊べるようなデザインのジュエリーを、エシカルな素材だけで作るのだ

 

そうすることで、黎明期の先輩たちから遅れること10年、エシカルジュエリーを立ち上げる意味があると思う。

 

今回も文章だけなので、サムネのための写真を。東京タワーってかっこいいよね。

f:id:jewellerywanderlust:20211003103426j:plain

anal and sArtisanal and Small-Scale Mining (ASM),all-scale (ASM)