ジュエリーワンダーラスト

エシカルジュエリーブランドの立ち上げ準備の記録と海外暮らしについて。

アメリカの次はタイだな

リサイクルゴールドを調達するのが難しすぎる…!

ジュエリーブランドを作りたいと思い立ち、まずしたことはサンプルづくりのための調達。私は真っ先に、ダイアモンドやサファイアといった「宝石」のエシカルな調達先を探した。

 

しかし、その時の私は気が付いていなかった…「宝石」よりも「金属」の方がよっぽどやっかいであるということを…!

 

過去にエシカルゴールド(フェアマインドゴールドやリサイクルゴールドのこと)でキャストをしてもらえる工房を見つけた、と書いたのだが、実はそれは「条件付き」で、私はスムーズにエシカルゴールドでキャストをしてくれる業者探しを続けてきた。そしてここにきて、ひとつ決めた。

 

一旦、日本の業者をあきらめよう、と。

 

探し始めて1年弱。今まで甲府御徒町と、ネット検索&実際に赴いてキャスト工房を探してきたが、心機一転、国外に目を向けることにした。

 

具体的に言うと、タイインド

 

どちらも宝石が世界中からあつまる「ジュエリー製造大国」だ。はっきり言って、日本よりもこれらの国の方が、よっぽど選択肢が多く、エシカルゴールドについての理解も進んでいる。(そしてレスが早い!)

 

私が特に日本で見つけるのに苦労したのが、エシカルゴールドを使ったネックレスチェーンなのだが、タイとインドの業者に問い合わせたところ、様々な種類の見本の画像を送ってくれた。その中からいくつか選び、これから見積もりをもらうところだ。

 

アメリカに住んでいると、リサイクルゴールドを使っているジュエリーブランドは普通に生活の中にあって、わざわざ「エシカルジュエリー」とも名乗っていない。アメリカでもジュエリー製造の業者に問い合わせているが、こちらでもフェアマインドゴールドやリサイクルゴールドのチェーンは、私のような起業前の一個人でも手に入る。

 

いったいこの差はどこから来るのだろう。日本でも少しずつではあるが、環境や人に配慮した金属が普及の兆しを見せてはいるが、起業前の一個人が持てる選択肢は本当に少ない。「リサイクルゴールド 卸」と入れて出てきた業者には大体問い合わせたと思う。色よい返事をもらえた業者は1社もない。話がかみ合わずに苦労したことも多々。

 

そんな弱小ジュエラー(正式にはまだだけど)にも、嫌な顔一つせず丁寧に対応してくださったのが、リファインメタル協会の皆様。出会いはまさかのTwitter。やっててよかったTwitter

refinemetal-a.com

 

使われないまま人々のもとで眠っている金属、所謂「都市鉱山」を活用しようと、ジュエリー業界全体に働きかけてる協会で、ジュエリーブランド「hum」の有志の皆さんにより運営されている。すでに実績のあるジュエリーブランドがこういった取り組みを先導してくれるのはかなり心強い。私もぜひとも早くこの潮流に参加したいが、今はアメリカだし、アイテムの試作が終わってないしで、道のりはまだまだ遠い。

 

はー、諦めずに頑張ろう。